【読書×ビール】石田衣良『4TEEN』『6TEEN』感想:あの頃の自分に会いたくなったら読む小説

小説

こんにちは。読書とビールを愛するむぎとっちです。
今回は石田衣良さんの『4TEEN』『6TEEN』を読んだ感想と、お気に入りのフレーズを紹介します。

むぎとっち
むぎとっち

PUNK IPAどうだった🍺?

1.こんな本です

中学時代って、こんなに眩しかったっけ?

石田衣良さんの『4TEEN』『6TEEN』は、
そんなことをふと思い出させてくれる青春小説です。

東京の下町・月島を舞台に、男子4人組の友情をまっすぐに描いた『4TEEN』。
そしてその2年後、少しずつ大人になっていく彼らを描いた『6TEEN』。

キラキラとした希望と、胸の奥がキュッとなるような切なさが入り混じった、
まさに“思春期の全部”が詰まった2冊でした。

📚
▶︎『4TEEN』:新潮文庫
▶︎『6TEEN』:新潮文庫

🍺おともビールは、
BREWDOG「PUNK IPA」
ガツンと香るホップと、軽やかな苦み。
青春のざわつきみたいな後味がクセになる一杯でした。


2.あらすじ

📘『4TEEN』

語り手は、作家志望のナオト。
彼と、美少年のダイ、柔道部のジュン、無口なテツロー——
月島に暮らす14歳の男子4人組が織りなす物語。

学校や家庭、恋や性、暴力や死…
それぞれの現実を抱えながらも、彼らはまっすぐに生きている。

その姿がとにかく眩しくて、
ページをめくる手が止まりませんでした。

📙『6TEEN』

2年後、16歳になった彼ら。
将来や進路、家庭の事情にそれぞれが直面しはじめる。

大人になるって、こういうことなのかもしれない。
そんな“トンネルに入る直前”の息苦しさと、それでも変わらぬ友情が胸に残る一冊です。

3.お気に入りのフレーズ

「十四歳は十代の黄金期、十六歳はトンネルに入る入口」

この一言がすべてを語っている気がします。

『4TEEN』は、キラキラしていてまぶしい。
『6TEEN』は、少しだけ暗くて、でもだからこそ心に残る。

まるで、自分の過去と向き合うような感覚でした。

4.📝感想

『4TEEN』を読んで感じたのは、
“懐かしさ”と“ちょっとの羨ましさ”。

ダルそうで、ちょっと背伸びしていて、でもどこか素直で、
そんな彼らがただひたすら愛おしくて。

14歳の頃の自分には、こんなに濃くて熱い友情があったかな?と、
ページをめくるたびに問いかけられているようでした。

『6TEEN』は、まるでトンネルの入口に立ったような空気。
それぞれが抱えるものが少しずつ重くなっていて、
「10代後半って、こんなに不安で、不器用だったなぁ」と思い出させてくれました。

それでも4人は変わらず、そばにいる。
その事実に救われたし、少し泣けました。


📖Amazonリンクはこちらから:

▶︎『4TEEN』(新潮文庫)
👉https://amzn.to/4jFZm6B

▶︎『6TEEN』(新潮文庫)
👉https://amzn.to/44b5ZcC

※上記リンクはAmazonアソシエイトを利用しています。


5.📌まとめ

懐かしさに浸りながら、ビールを片手に過ごす夜。
この2冊は、そんな「自分と向き合う時間」にぴったりです。

ページを閉じたあと、ふと昔の自分に「元気か?」と声をかけたくなりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました